【カウンセリングも子育ても『学ぶ』『出来る』『教える』『育てる』の順序が大切】
旦那の実家に帰るのが辛い!というコミュニケーションの悩みが多いのです。
1つ実際の症例を紹介します。
(プライバシー保護フィルター&公開許可済)
====================
河本さん40歳女性 旦那の実家に帰るのが苦痛でしょうがない。
田舎の両親が毎年食べきれない程の料理でもてなしてくれるのだが、
旦那も自分も肥満傾向でコレステロールや血糖値が高く、
昨年からは血液検査もギリギリで今が気を付けどころである。
毎年、『こんなに食べきれないし、痩せなければならないので、
こんなに作らないで欲しい』と伝えるのだが、
息子に手料理を食べさせる事を、毎年楽しみにしていて、
『そんな1日くらい平気よ!』と、
嬉しそうに料理を取り分け渡されると断り切れない。
お母さんも体調が悪く体が辛いのに、毎年このパターン・・・
いくら伝えても同じ・・・
これでは全員の体調が悪くなり、誰も得してない様な気がする。
今年こそは、お母さんに嫌われず、
お母さんも悪い気を与えずに断る方法はないものかと悩んでいる。
=====================
さて、如何でしょうか?
『ドクターストップがかかったので絶対食べれません!
と伝え、意地でも食べず残して帰る』
みたいな乱暴な事は望まれていません。
河本さんは、嫁姑関係が悪くならず、料理好きのお母さんが
生き甲斐を失う事無く、お母さんの負担も少なくなり
みんなが健康になる方向に行きたいのです。
出来ればお母さんが、強制的に料理を作れなくなるような言い方ではなく
お母さんが自らの意志で料理を減らし、それが今後、
毎年田舎に帰る度に続く!そんな解決を願われています。
私の教えるプロ向け講座ですと、この症例はコミュニケーションの
簡単な問題なので30分のカウンセリングでOKです。
さて、どうするか?
河本さんをカウンセリングする事で、田舎のお母さんの認知を変えたい訳です。
要するにカウンセラーが直接会わない人を変えたいのです。
目の前にいる人を変えて、その先の人も変える。
イメージとしてはビリヤードで間にクッションさせる球が1つ入っています。
クッションさせる球が多い程、最後の球を穴に入れる精度は落ちます。
★カウンセラーとしては4段階の能力が必要で、
これはカウンセラーになる為の学習の順序でもあります。
①カウンセラーがこの問題を解決できるジャンルの学習を終わらせている事。
プロなんですから当然です。
②もしカウンセラーがこの河本さんだったら簡単に解決できる事。
カウンセラー自身が、この現状を変えるコミュニケーションスキルがあり
実践できなければ、クライエント任せの傾聴どまり・・・
『クライエントの力を信じてるからアドバイスはしない!』
と言えば聞こえはいいですが、この症例は傾聴だけでは時間も費用もかかります。
カウンセラーに短期で解決できる能力がなければ、
当然クライエントも解決は無理ですよね。
③カウンセラー自身ができる事を、あたかもクライエントの中から
導き出したものを使ってカウンセリングができる。
カウンセラーの言葉や方法ではなく、クライエントの中から出てきたもので、
気付かせる能力がなければなりません。
クライエント本人が、自ら導き出した様に解決出来れば、
クライエントは自信がつき、以後の起きる似た問題は自己解決できるようになります。
④クライエントが、自分の力で行動に移せるように、
必要なコミュニケーション能力を先にリハーサルして育てておきます。
田舎のお母さんに会いに行くとき、カウンセラーは同行しません。
クライエントが一人で上手く出来るように練習しておきます。
行動療法的にも本番での成功率を高めておきます。
1つ実際の症例を紹介します。
(プライバシー保護フィルター&公開許可済)
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河本さん40歳女性 旦那の実家に帰るのが苦痛でしょうがない。
田舎の両親が毎年食べきれない程の料理でもてなしてくれるのだが、
旦那も自分も肥満傾向でコレステロールや血糖値が高く、
昨年からは血液検査もギリギリで今が気を付けどころである。
毎年、『こんなに食べきれないし、痩せなければならないので、
こんなに作らないで欲しい』と伝えるのだが、
息子に手料理を食べさせる事を、毎年楽しみにしていて、
『そんな1日くらい平気よ!』と、
嬉しそうに料理を取り分け渡されると断り切れない。
お母さんも体調が悪く体が辛いのに、毎年このパターン・・・
いくら伝えても同じ・・・
これでは全員の体調が悪くなり、誰も得してない様な気がする。
今年こそは、お母さんに嫌われず、
お母さんも悪い気を与えずに断る方法はないものかと悩んでいる。
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さて、如何でしょうか?
『ドクターストップがかかったので絶対食べれません!
と伝え、意地でも食べず残して帰る』
みたいな乱暴な事は望まれていません。
河本さんは、嫁姑関係が悪くならず、料理好きのお母さんが
生き甲斐を失う事無く、お母さんの負担も少なくなり
みんなが健康になる方向に行きたいのです。
出来ればお母さんが、強制的に料理を作れなくなるような言い方ではなく
お母さんが自らの意志で料理を減らし、それが今後、
毎年田舎に帰る度に続く!そんな解決を願われています。
私の教えるプロ向け講座ですと、この症例はコミュニケーションの
簡単な問題なので30分のカウンセリングでOKです。
さて、どうするか?
河本さんをカウンセリングする事で、田舎のお母さんの認知を変えたい訳です。
要するにカウンセラーが直接会わない人を変えたいのです。
目の前にいる人を変えて、その先の人も変える。
イメージとしてはビリヤードで間にクッションさせる球が1つ入っています。
クッションさせる球が多い程、最後の球を穴に入れる精度は落ちます。
★カウンセラーとしては4段階の能力が必要で、
これはカウンセラーになる為の学習の順序でもあります。
①カウンセラーがこの問題を解決できるジャンルの学習を終わらせている事。
プロなんですから当然です。
②もしカウンセラーがこの河本さんだったら簡単に解決できる事。
カウンセラー自身が、この現状を変えるコミュニケーションスキルがあり
実践できなければ、クライエント任せの傾聴どまり・・・
『クライエントの力を信じてるからアドバイスはしない!』
と言えば聞こえはいいですが、この症例は傾聴だけでは時間も費用もかかります。
カウンセラーに短期で解決できる能力がなければ、
当然クライエントも解決は無理ですよね。
③カウンセラー自身ができる事を、あたかもクライエントの中から
導き出したものを使ってカウンセリングができる。
カウンセラーの言葉や方法ではなく、クライエントの中から出てきたもので、
気付かせる能力がなければなりません。
クライエント本人が、自ら導き出した様に解決出来れば、
クライエントは自信がつき、以後の起きる似た問題は自己解決できるようになります。
④クライエントが、自分の力で行動に移せるように、
必要なコミュニケーション能力を先にリハーサルして育てておきます。
田舎のお母さんに会いに行くとき、カウンセラーは同行しません。
クライエントが一人で上手く出来るように練習しておきます。
行動療法的にも本番での成功率を高めておきます。
【カウンセリングを子育てに当てはめてみると・・・?】
このプロセスは子育てと同じですよね!
『カウンセラー』=『親』
として考えれば
親自身がまず『学ぶ』
自分が出来なければ話になりません。
学んだあとは、実際に『出来る』ことでクライエントや子供が信用してくれます。
自分が出来ないのに相手にだけ言う!
ウザいですね(笑)
「偉そうなこと言うけどママだって同じじゃん!」と子供が思っていたら、
そこに信頼関係はありません。
自分が本当に出来るからこそ教えられる。
それを上から教えるのではなく
相手の中から出たリソースで『教える』ことが出来たら最高!
(実際は限りなく教えないんですけどね)
最後に『育てる』でリハーサルし、教えた事が行動に移せるレベルになるよう、
カウンセリングの中で練習します。
『学ぶ』『出来る』『教える』『育てる』の順序です。
教育もカウンセリングも、いま目の前の問題の解決が重要なのではありません。
自分が学び、出来た後、相手も出来る!
クライエントや子供が自律&自立に向かいます。
そして相手が次の人にまた、その学習のプロセスごと伝えられる所までいけば、
教えて、育てますから「持続可能な教育」と言えます。
いくら教育しても1世代で終わってしまえばそれまでです。
また教育は洗脳とは違い、自立したクライエントや子供が、
自分自身で『より自分自身に適した方法、時代に合った方法などに更新していける』
事も必要です。
さて昨日のプロ向け講座TMDでは、上記の河本さんの症例を30分で
『学ぶ』『出来る』『教える』『育てる』の順序でクライエントさんが、
自分で解決出来るようにして頂きました。
河本さんの希望から、とりあえずの短期で浅い解決としては
下記の様なものが考えられます。
田舎のお母さんが自らの意志で料理を減らし、
嫁姑関係が悪くならず、むしろ良くなる。
ご夫婦の関係や体調も良くなる。
お母さんも生き甲斐を失う事が無く、体も良くなる。
それが今後、毎年田舎に帰る度に続く事です。
で、実際上手く行き、そうなりましたので、
クライエントさんに症例の公開許可を頂きました。
全てのセリフを投稿したいくらいですが、
残念ながら複数の技法を濃縮して使ってますので、ここでは書ききれません。
是非、直接学びにきて下さい。
カウンセリングって、聴いて貰って気持ちが楽になるだけじゃありませんからね!
カウンセリングは、しっかりお話をお聴きし、様々なスキルを使って、
簡単なものから、具体的にどんどん解決に向かうのも魅力の一つです。
もちろんお聴きしながら個別の要因を考慮し、上記の解決に無理がある場合は、
その都度路線変更します。
また解決していいものと、解決してはまずいもの、解決しない方が良い物、
などがあります。
そこは内容、状況、環境次第ではありますが、
まずは王道的な『みんなが幸せ!みんなが成長する!
それが永続的で同じ悩みを繰り返さない』
そんな解決ができたら言う事なしです。
多少厳しい解決が適している場合もありますので、
まずはクライエントさんのお話を深くお伺いしてからとなります。
『カウンセラー』=『親』
として考えれば
親自身がまず『学ぶ』
自分が出来なければ話になりません。
学んだあとは、実際に『出来る』ことでクライエントや子供が信用してくれます。
自分が出来ないのに相手にだけ言う!
ウザいですね(笑)
「偉そうなこと言うけどママだって同じじゃん!」と子供が思っていたら、
そこに信頼関係はありません。
自分が本当に出来るからこそ教えられる。
それを上から教えるのではなく
相手の中から出たリソースで『教える』ことが出来たら最高!
(実際は限りなく教えないんですけどね)
最後に『育てる』でリハーサルし、教えた事が行動に移せるレベルになるよう、
カウンセリングの中で練習します。
『学ぶ』『出来る』『教える』『育てる』の順序です。
教育もカウンセリングも、いま目の前の問題の解決が重要なのではありません。
自分が学び、出来た後、相手も出来る!
クライエントや子供が自律&自立に向かいます。
そして相手が次の人にまた、その学習のプロセスごと伝えられる所までいけば、
教えて、育てますから「持続可能な教育」と言えます。
いくら教育しても1世代で終わってしまえばそれまでです。
また教育は洗脳とは違い、自立したクライエントや子供が、
自分自身で『より自分自身に適した方法、時代に合った方法などに更新していける』
事も必要です。
さて昨日のプロ向け講座TMDでは、上記の河本さんの症例を30分で
『学ぶ』『出来る』『教える』『育てる』の順序でクライエントさんが、
自分で解決出来るようにして頂きました。
河本さんの希望から、とりあえずの短期で浅い解決としては
下記の様なものが考えられます。
田舎のお母さんが自らの意志で料理を減らし、
嫁姑関係が悪くならず、むしろ良くなる。
ご夫婦の関係や体調も良くなる。
お母さんも生き甲斐を失う事が無く、体も良くなる。
それが今後、毎年田舎に帰る度に続く事です。
で、実際上手く行き、そうなりましたので、
クライエントさんに症例の公開許可を頂きました。
全てのセリフを投稿したいくらいですが、
残念ながら複数の技法を濃縮して使ってますので、ここでは書ききれません。
是非、直接学びにきて下さい。
カウンセリングって、聴いて貰って気持ちが楽になるだけじゃありませんからね!
カウンセリングは、しっかりお話をお聴きし、様々なスキルを使って、
簡単なものから、具体的にどんどん解決に向かうのも魅力の一つです。
もちろんお聴きしながら個別の要因を考慮し、上記の解決に無理がある場合は、
その都度路線変更します。
また解決していいものと、解決してはまずいもの、解決しない方が良い物、
などがあります。
そこは内容、状況、環境次第ではありますが、
まずは王道的な『みんなが幸せ!みんなが成長する!
それが永続的で同じ悩みを繰り返さない』
そんな解決ができたら言う事なしです。
多少厳しい解決が適している場合もありますので、
まずはクライエントさんのお話を深くお伺いしてからとなります。