【傾聴してしまうと、悪循環を起こしやすい症例をご紹介】
『最近、孫が私にばかりワガママを言ったり、
幼稚園で覚えてきた悪い言葉遣いをするんです!
きっと嫁が私を悪く言ってるから、孫まで私の事を邪魔に思ってるのよ!』
患者さんのお婆ちゃんが家のストレスで、自分の居場所がないと、
嫁や孫の愚痴が止まりません。
聴くと活動的なお嫁さんで、なかなか家にいないのだとか。
針灸治療中で、ゆっくりカウンセリングする時間もありませんから、
短縮30秒コースで、リフレーミングを行います。
Aさん『最近、孫が私にばかりワガママを言ったり、
幼稚園で覚えてきた悪い言葉遣いをするんです!
きっと嫁が私を悪く言ってるから、孫まで私の事を邪魔に思ってるのよ!』
私『お~それは凄いですね!』
Aさん『えっ?何でですか?誰が凄いんですか?』
私『子供は、自分に危害を加えない一番信頼している人にワガママを言うものです。
幼稚園で覚えてきた新しい言葉も、信頼している安全な人から試す。
A さん凄いですね!ママより信頼されているのですね!』
Aさん『えっ?私って信頼されているのですか?』
私『だって怒られると思う人に試しますか?』
Aさん『そうね…試さないわね。
でも孫が私にばかりワガママになっていくのは嫌だわ~』
私『ここでお婆ちゃんの腕の見せ所ですね!
お孫さんは覚えてきた言葉や態度を一番信頼しているAさんに試している。
どんな作用が返ってくるか試しているのです。
その言葉や態度からAさんはどんな気持ちになりましたか?』
Aさん『悲しく感じたわね!』
私『それを伝えることで、お孫さんは、お婆ちゃんが悲しむと分かり、
その言葉の作用を覚える事が出来ますね!』
Aさん『あら!私ったら「そんな言葉は言ってはいけません!
そんなんだとロクな大人にならない!」って怒っちゃったわよ!』
私『あ~おしい!昔の癖がつい出ちゃいましたね(笑)
これからはA さんの気持ちを素直に伝えるだけで、
お孫さんは言葉の意味と作用を学べますね!』
Aさん『私の気持ちを我慢する事なく言っていいなんて!
その方が孫が学べるなんて!考えても見なかったわ』
Aさんはルンルンでお帰りになりました。
自分は一番信頼されている。
自分の気持ちを素直に伝えていい。
それが孫の学習に役立つ。
もちろん、Aさんはその後、孫を憎く思う事もなく、
ママより信頼されていて、孫の教育に役立っていると言う気持ちになり、
居場所がないとは思わなくなりました。
それどころか忙しいママの代わりに、言葉と感情を結びつける、
メンタライゼーションと言う高度なカウンセリング的な関わりをしています。
自分の気持ちを素直に伝える訳ですから、ストレスも溜まりません。
お孫さんとの関係が良くなると、使えるお婆ちゃんとなり、
お嫁さんにもありがたがられます。
もちろん嫁との関係も良くなりました。
若干時代が古いメンタライゼーションですが(笑)それはしょうがないですね。
憎しみ合う嫁姑関係よりも相当いい感じです。
当然、ストレスから起こるAさんの頭痛や肩こりも減ります。
この様な内容はレントゲンにも、MRI にも写りません(笑)
うつ病なども医学的に脳内物質の問題と見ることもできますが、
コミュニケーションの問題も相当影響しています。
さて、私のプロ向け講座TMD の受講生は、上記の関わりに、
沢山の技法やジャンルが詰め込まれているのが分かるはずです。
この症例は傾聴してしまうと、悪循環を起こしやすいです。
もしカウンセラーが
『ママが子供に、Aさんの事を悪く言っているので、
孫の態度も言葉も悪くなり、Aさんは居場所がなくなり、
ストレスから頭痛や肩こりを感じるのですね』
なんて要約しようものなら最悪です。
Aさん『そうなのよ!あの嫁が全部吹き込んでるんだわ!
私が邪魔なんで追い出そうとしてるのよ!
まったくここは私の家なのに、どんだけ性格の悪い嫁のなのかしら!
孫まで同じ性格で、ウチの家を潰す気かしら!』
なんて流れになりかねない(苦笑)
そういう家、本当にありますからね!
上手くいっていない家庭には、
至るところにコミュニケーションの改善点があります。
ちゃんと会話の方程式がありますから学習すれば出来るようになります。
何事も学習と練習が必要ですね!
幼稚園で覚えてきた悪い言葉遣いをするんです!
きっと嫁が私を悪く言ってるから、孫まで私の事を邪魔に思ってるのよ!』
患者さんのお婆ちゃんが家のストレスで、自分の居場所がないと、
嫁や孫の愚痴が止まりません。
聴くと活動的なお嫁さんで、なかなか家にいないのだとか。
針灸治療中で、ゆっくりカウンセリングする時間もありませんから、
短縮30秒コースで、リフレーミングを行います。
Aさん『最近、孫が私にばかりワガママを言ったり、
幼稚園で覚えてきた悪い言葉遣いをするんです!
きっと嫁が私を悪く言ってるから、孫まで私の事を邪魔に思ってるのよ!』
私『お~それは凄いですね!』
Aさん『えっ?何でですか?誰が凄いんですか?』
私『子供は、自分に危害を加えない一番信頼している人にワガママを言うものです。
幼稚園で覚えてきた新しい言葉も、信頼している安全な人から試す。
A さん凄いですね!ママより信頼されているのですね!』
Aさん『えっ?私って信頼されているのですか?』
私『だって怒られると思う人に試しますか?』
Aさん『そうね…試さないわね。
でも孫が私にばかりワガママになっていくのは嫌だわ~』
私『ここでお婆ちゃんの腕の見せ所ですね!
お孫さんは覚えてきた言葉や態度を一番信頼しているAさんに試している。
どんな作用が返ってくるか試しているのです。
その言葉や態度からAさんはどんな気持ちになりましたか?』
Aさん『悲しく感じたわね!』
私『それを伝えることで、お孫さんは、お婆ちゃんが悲しむと分かり、
その言葉の作用を覚える事が出来ますね!』
Aさん『あら!私ったら「そんな言葉は言ってはいけません!
そんなんだとロクな大人にならない!」って怒っちゃったわよ!』
私『あ~おしい!昔の癖がつい出ちゃいましたね(笑)
これからはA さんの気持ちを素直に伝えるだけで、
お孫さんは言葉の意味と作用を学べますね!』
Aさん『私の気持ちを我慢する事なく言っていいなんて!
その方が孫が学べるなんて!考えても見なかったわ』
Aさんはルンルンでお帰りになりました。
自分は一番信頼されている。
自分の気持ちを素直に伝えていい。
それが孫の学習に役立つ。
もちろん、Aさんはその後、孫を憎く思う事もなく、
ママより信頼されていて、孫の教育に役立っていると言う気持ちになり、
居場所がないとは思わなくなりました。
それどころか忙しいママの代わりに、言葉と感情を結びつける、
メンタライゼーションと言う高度なカウンセリング的な関わりをしています。
自分の気持ちを素直に伝える訳ですから、ストレスも溜まりません。
お孫さんとの関係が良くなると、使えるお婆ちゃんとなり、
お嫁さんにもありがたがられます。
もちろん嫁との関係も良くなりました。
若干時代が古いメンタライゼーションですが(笑)それはしょうがないですね。
憎しみ合う嫁姑関係よりも相当いい感じです。
当然、ストレスから起こるAさんの頭痛や肩こりも減ります。
この様な内容はレントゲンにも、MRI にも写りません(笑)
うつ病なども医学的に脳内物質の問題と見ることもできますが、
コミュニケーションの問題も相当影響しています。
さて、私のプロ向け講座TMD の受講生は、上記の関わりに、
沢山の技法やジャンルが詰め込まれているのが分かるはずです。
この症例は傾聴してしまうと、悪循環を起こしやすいです。
もしカウンセラーが
『ママが子供に、Aさんの事を悪く言っているので、
孫の態度も言葉も悪くなり、Aさんは居場所がなくなり、
ストレスから頭痛や肩こりを感じるのですね』
なんて要約しようものなら最悪です。
Aさん『そうなのよ!あの嫁が全部吹き込んでるんだわ!
私が邪魔なんで追い出そうとしてるのよ!
まったくここは私の家なのに、どんだけ性格の悪い嫁のなのかしら!
孫まで同じ性格で、ウチの家を潰す気かしら!』
なんて流れになりかねない(苦笑)
そういう家、本当にありますからね!
上手くいっていない家庭には、
至るところにコミュニケーションの改善点があります。
ちゃんと会話の方程式がありますから学習すれば出来るようになります。
何事も学習と練習が必要ですね!