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【優れたカウンセラーとギャルソンの共通点とは?】

【プロ向け講座では、なぜクライエントの入室前から練習するのか?】

シェフの料理はもちろん、ホールのギャルソンの対応で
お客様の満足度がかなり変わります。
一流のギャルソンはウェイターやボーイとはまったくレベルが違うと言います。
料理の説明だけでなく、ソムリエの役割、お客様へのサービス、
お客様の詳細把握、総支配人的な役割などなど

一流の料理人と、ホールの顔である一流のギャルソンは引き抜きにあったり、
二人で組んで独立する事もあります。
なんでこんな話をするのか?と言いますと
ゴールデンウィークの最後は妻がご馳走してくれると言うので
フランスの名店RIONにて修行したシェフの隠れ家的なお店で、

新しい料理アイデアを仕入れてきたのですが
素晴らしいコース料理とギャルソンの対応が、まるでカウンセリングの様でした。
美味しい料理をさらに美味しくなる様な説明を受けると、
まるで一皿に込められたナラティブセラピーを受けているかの様です。
私はドンドン料理の創作意欲が湧いてきて、早く自宅で再現したくなりました。

お酒や、間に挟める追加メニューを薦めるタイミングも完璧!
もちろんお客様主体で、お客様のペースを尊重しての会話ですからウザくない!
まるでそこに居ないかのような在り方!
そこに居ないかの様なのに、私達の全てを把握されている。
会話の関わり方もタイミングも、熟練カウンセラーレベルです。

私も普段のカウンセリングの在り方を少し反省しました(笑)
そして、居ないかの様な気配なのに、
ちょっとナイフが落ちそうになった瞬間には、
どこからともなく手が伸びてきました(驚)
ここぞと言う危機の時には、お客様やクライエントのペースではなく、
的確な判断で大胆に動く必要があります。

カウンセリングと同じですね!
ずっと気を配られているのに、それを全く感じさせない在り方!
帰る迄にその方(ギャルソン)のファンにもなってしまいます。
さて、我がプロ向けカウンセリング講座の受講生達も、
先日インテーク面接の練習をしました。

インテーク面接とはクライエントさんとの初回面談です。
Co 『カウンセリングをするのが私で宜しいでしょうか?』
Cl 『はい、是非アナタにお願いしたいです!』
と双方が合意し、双方が相互尊重し
治療を共同で進めていく、治療同盟を結べるかどうか?

それがなければ、まず上手く行きません。
もっとも信頼関係の根本である為、カウンセリングの前の、
初回面談で実力の差が歴然と出てしまいます。
クライエントのどの意識レベルに合意を取ったのか?が重要です。
その為、プロ向け講座では、クライエントの入室前から練習します。

クライエントと会う前から既に重要です。
信じられないかも知れませんが、会う前から・・・
カウンセラーの影響を受けていますからね。
会えばクライエントが数秒ごとに変化する様子を常に把握しています。
ギャルソン、コンサルタント、ホステス、営業、婚活、ナンパも(笑)

何でも合意や同盟関係を作ると言う意味では共通していますね。
なので他の職業の人であっても、カウンセラーを目指す過程の学習に、
良い練習方法がたくさんありますから、
カウンセリングを勉強しても良いと思います。
どんな職業の方の問題も、家族の問題も、その門から入っただけで、
人間が生きてる以上、対人関係の問題は似たり寄ったりです。

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※「ギャルソン」とは・・・
フランス料理のレストランに在籍する男性給仕のことで、
英語圏では「ウェイター」と呼ばれるのが一般的です。
ギャルソンの主な仕事は、飲食物の提供とメニューの説明で、
丁寧な言葉遣いなど基本的な接客スキルが求められます。
料理と共にその店のイメージを印象付ける重要な役割も担っており、
スマートな立ち振る舞いや柔らかい物腰はもちろんのこと、
リピーターを増やすために、お客様の名前や嗜好を
覚えておくこともギャルソンの大切な仕事。

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