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香村 佳那(こむら かな)先生のメッセージ

はじめまして。

こころの闇に光を灯すカウンセラー、香村佳那(こむらかな)です。


【幼少期からの母との確執】

私はごく普通のサラリーマン家庭に生まれ、寝食に困るわけでもなく、虐待されたわけでもない…だけど、母とはどうもそりが合わず、居心地の悪い家に育ちました。

小さい頃は、母の言うことをよく利くいい子でいようと努めていましたが、だんだん成長するとともに、母に対する不信感が募り…中学の頃にはまともに口を利かなくなっていました。

外づらが良く、人前ではニコニコしたいい人なのに、家の中では傲慢で、人の悪口ばかり。
絶対的な権力を振りかざし、自分の型にはめようとする母。

口答えすれば、「あんたの考え方がおかしい!」と全否定される。
そして「お母さんの言うこと利かなかったら、どうなっても知らんで!」と呪いのような言葉を浴びせる母。

そんな中で私は、”本当の自分”を押し殺し、”偽りの自分”で生きるという術を身につけていきました。

外では明るくニコニコ、家では不貞腐れた態度で反抗するしかできないことが情けなくて、そんな自分も嫌いでした。でも、あの時の私はそうしかできなかった…。

そして、いつしか「母の思い通りになんかなってやるもんか!」という無意識の強い意志によって、どんどん”本当の自分”とは違う人格を強化してしまったようです。


【思い通りにならない生きづらさに苦しむOL時代】

女性らしい『保母さん』か『幼稚園の先生』になってほしいと母が願えば、
私は当時流行っていたハウスマヌカン(服飾販売員)になり…

年頃になったら結婚して子どもを…と見合いを勧める母を裏切り、
結婚には向かない男性との恋愛を繰り返し、40代後半まで結婚せず、子どもを持たない人生を選択。

自立して成功し、母を見返してやりたい!という無意識の野望に燃えていた私でしたが、仕事も恋愛も、なにもかも思い通りにならないジレンマに苦しんでいました。

”本当の自分”とは違う人格で生きているのですから、”本当の自分”の思い通りになどなるはずがないですよね。(これはずっと後になって氣づくのですが…汗)

職場では明るく陽氣にふるまっているけど、心の中はもやもや…家に帰るとドッと疲れる。

付き合っている彼氏の前でさえ”偽りの自分”でしかいられない…なのに、私の本当の氣持ちをわかってくれない…と別れを切り出したり…

そんな上手くいかないループに疲れ果て、”本当の自分”で、もっと楽に生きたいと思っても、どうすればいいのかわからなくて…イライラやモヤモヤを抱えたまま、自分をだましだまし生きていました。


【生きづらさの原因に氣づいた転機】

30代の半ば、『生きがいの創造』という一冊の本に出会いました。

そこに書かれていた『前世療法』にすごく惹かれ、ちょうどよいタイミングで開講されたヒプノセラピー養成講座を受講。

催眠を少し疑っていた私は、初日のデモンストレーションで先生に誘導され、見事に過去に退行…2~3歳くらいの私の不安や悲しい感情がリアルに湧き上がり、溢れる涙を止めることができませんでした。

そのとき見たのは、険悪なムードを漂わせながら台所に立っている母と祖母の姿。
私は「みんな仲良くな~れ」と願い、二人を笑わせなければ…と思っているのに何もできなかったことで、『役に立たないダメな子』というレッテルを、2歳の自分に貼ってしまったのでした。

幼い頃から過干渉な母の枠にはめられ、ありのままでいることを許されなかった私。

役に立たないダメな自分、本当の自分なんて、誰にも見せられない!
みっともなくて、恥ずかしい存在…
母にも認めてもらえない自分を、悲しみの感情とともに、心の奥深くに閉じ込めてしまっていたのです。

表面上は素敵に偽った自分を見せていても、”本当の自分”が消えたわけではなく、心の奥底で息を殺して潜んでいる。

生きづらさの原因は、そこにありました。

原因がわかったからといって、「じゃあ、今日から”本当の自分”で生きます!」と急に変われるはずもなく…

よく、玉ねぎの皮を剥くように…と例えられますが、本当に一枚一枚、少しずつ皮を剥ぐように…

いつ、どんな出来事があって、どう感じたのか…それによってどういう観念ができたのかを紐解いていくことが必要でした。

私の場合はヒプノセラピーやカウンセリング、ボディワークなど、いろいろな助けを借りながら、”本当の自分”との統合を進めていきました。

それでも全部スッキリ片付いたとは言いきれませんが、私と同じように生きづらさを抱えている方に知ってほしいという想いが芽生え、セラピストとしての活動を始めました。

人の話を聴いているつもりではいますが、もっと心の深いところに灯りを灯すような傾聴がしたいと思っていたところ、青芭・櫻井先生の講座に出会いました。


【傾聴ベースだからこそ・・・】

青芭の『繋がる傾聴俯瞰講座』を受講して、傾聴の認識がガラリと変わりました。

傾聴とは、ただ話に耳を傾けることではなく、共感しながら、話し手の心の機微をともに味わうこと…そうしていると、話し手自身が次第に深いところへと入っていきます。

そして実践講座・TMD講座では、傾聴しながら話し手の状態を俯瞰し、その人の状態、プロセスに合わせた統合的カウンセリングに繋げるスキルが身に付きます。

受講中のワークなどを通じてセルフカウンセリングをする中で、私自身の心にまだ残っていた未消化な母との葛藤が解けるのを感じました。

母に向けていた怒りは、自分への怒りと悲しみ…
自分自身の感情に目を向け、許し、受け入れていくことで、母への怒りは薄れ、申し訳ない氣持ちと感謝すら沸いてきたのです。

今、生きづらさを抱えているあなた…
隠していたい自分の内面を深く探ることは、怖くて勇氣のいることだったりしますよね。
でも一歩踏み出し、人生を変えたい!と心が動いたときには、やわらかな灯りを灯し、伴走させていただけたらと願っています。

一度きりのこの人生、自分で舵を取り、悠々と未来へ推し進めたいときには、講座で学びながら『セルフ傾聴』を身につけるのもお勧めです。

今こそ”偽りの自分”から脱却し、”本当のあなた”を輝かせましょう♪

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