【俯瞰してボタンの掛け違いに気付き、当たり前の事に素直に取り組む】

手の指全部の痛みとマヒで、何処へ行っても治らないと、紹介でいらした男性！
何件も病院を周りレントゲン、MRI もとって、結局大学病院で、
頸椎からきてるのではないか？との診断です。
『ではないか？』
と言うのが怪しいですよね(笑)

こういう中途半端なのが要注意です。
病院では疑わしき頸椎の治療ばかりに目が行っています。
それで一向に治らないので、加持祈祷にも通っていました。
しかし、ダメでウチに来院。
診ると頸椎の状態は良く、症状とは何の関係もないように見えます。

深い部分の胸郭出口症候群を見落とされてるケースが多いのですが、
それも違う。
何だったのか？
変則的な出方の手根幹症候群でした。
久しぶりに秘密の手技を施しました。

いつもなら私の治療院は、全身が辛くて沢山の症状が絡まりあってる方や、
精神と肉体の両方を治さないといけない方なんかが多いのです。
なので、原因と結果が絡まりあい、複雑なものを紐解くような見立てが要ります。
しかし今回の様に、本来の簡単な原因が見落とされてる方も！

そういう方は『私、凄い重症です、ぐるぐる病院回って来ました』と言うのですが、
このパパさんも一回でほぼ９割治って帰られました。
この様な見落としのケースで多いのが、最初の誤診が元で、
お門違いのレッテル(病名)を貼られ、お門違いの治療をしている方です。

ボタンの掛け違いって恐ろしくて、最初に強烈な間違ったレッテルを貼られると、
後は全部ダメになってしまう！
人間の悩みのスパイラルなんかも同じです。
しかし、せっかく頑張ってボタンを上からとめてきたのに、
また全部外すと言う作業は、心が間違いを受け止め切れなかったり、
めんどくさいので、闇に葬る(苦笑)
それが溜まりに溜まり大病となるのです。

一度全てあきらめてから、俯瞰してボタンの掛け違いに気付き、
悪循環の外に出ます。
そして起きていた事を受け止め直し、適切な処置をする。
凄く基本的な事です。
身体の問題なのにカウンセリングを受けている！

心の問題なのに治療を受けている！
原因不明だからと言って、何でもかんでも、気だエネルギーだ、
霊だ念だとして除霊アイテムを集めている。などなど
私もカウンセラーとしてスピ系の投稿をするときもありますが、
物理的な医学的問題なのに、そこから離れすぎた関係ないものを混ぜると危険！

余計にボタンの掛け違いのレベルを超えて、複雑になり治りにくくなります。
普通に治す。
普通に学習して乗り越える。
普通に素直に謝って仲直りする。
普通に嫌な事を嫌と言いい、距離を置くために上手く嫌われる。

そんな大げさな対処でなく、「当たり前の事が出来ていないから治らない」
そんな方も多くいらっしゃいます。
情報が溢れすぎ、自分の足元に問題がある事に気が付きにくいのですね。