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失礼が笑いに変わる―自己一致の力とは

失礼が笑いに変わる―自己一致の力とは

『相手にとって1番嫌な事、失礼な事を言う』
そして言われた方は『それを相手に返す』
という練習を、先日プロ向け講座の休み時間にやりました。

ところが・・・

どんな嫌な事、失礼な事を言われても、
メンバーみんなが自己一致して笑ってる(笑)
図星を突かれたら『そうかも~~~(笑)』となり
イライラもしない(笑)、不快にもならない。

言われた事に間違いがあれば、相手に失礼のないように、訂正してもいい。
そのスキルも十分に学んでいるメンバーです。
しかし誰もそれをやらないw

間違いであっても『そういう見方もあるよね~』とか
自分の中に『そういう気持ちも無い訳じゃないよね~』とか
『そんな自分になっても面白そうだよね~』とか
深い内観視点と、外から見た外観視点の両方が観えている。

あらら、ワーク失敗w

もっと感情が動く事を期待したのに、思った以上にメンバーが成長してしまい、
どんな事を言われても自己一致が崩れない。

初学者に、このワークをやると、
『相手にそんな事は言ってはいけない』というブロックが外れず、
『相手に失礼な事が言えない』のでワーク自体が出来ない。
出来ても、言われた方が気分を害して辞めちゃうw
(ワークだし遊びなのに~)

辞めなくても腹が立つのを誤魔化して苦笑いする
そして『仲間だと思っていたのに、本心ではあんな事を思ってたんだ・・・』と凹み
その後、ワークを引きずって仲間の間で人間不信が起こる。
当然、空気が悪くなる。(だから初学者にはやりません)

中級者くらいになると、丁度よく感情が動き、まだ自分の中にある深い信念、
スキーマなどが炙り出され、新たな気付きが起こるのです。

私も昔、このワークで、先輩達に鍛えられました。
それを考えると、昔はかなりカチンときてたんですね~!(笑)
それだけ私もカウンセリング心理学で成長したんです!

プロ向け講座のメンバーも同じく、その様な
『自己一致した在り方』が身に付いてしまった様です。

どんなに失礼な事を言われても、自己一致して、思い当たる事は認め、
違うところは、イライラすることもなく、相手に失礼のないように伝えられる。
結果、伝わらなくても相手を尊重し許せる。

自分の良い所も悪い所も、素直に受け止め、在るがままで、
それでいいんだ!と思える肯定感。
偽りの肯定感、無理にキラキラする肯定感ではなく、
清濁合わせ飲む肯定感!

当たり前ですが、相手との関係を心の中で切り、
気にしない事にしてる訳でもないですよ~
変にテンション上げて調節してる訳でもないですよ~

事実、前記のワークでも
『失礼な事を言った方が大爆笑で、さらに仲間への信頼感がUPしました』

様々なカウンセリングスキルを総合的に学び、俯瞰視点から統合視点となり、
自己一致が外の世界とも調和し始めると、現実が本当に変わり始めます。

やがて自己も他己もない、それをも手放す時がやってくるのです。

青芭のスクール

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