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山﨑 一澄 先生のメッセージ

はじめまして。山﨑 一澄(やまさき いずみ)と申します。

しんどさを抱えながらも毎日を過ごしている方へ。

私は、元気なふりで何とか乗り切ってきた経験があります。自分を守るために嘘をついたり、バカキャラを作り上げて頑張らないポジションを獲得したり、本音を置き去りにしてきました。

そんな私が傾聴やカウンセリングと出会い、自分との対話を通じて本当にしたいことを見つけ、無理に作ったキャラを演じなくても伸び伸びと生きれるようになりました。

無理をしている自分から、心から「あれ?この頃楽しいな」と思える日々を、一緒に見つけていきませんか?

【明るく元気だけを取り柄にした幼少期】

「いつも明るいね」と言われて育ちました。でもそれは、特別元気だったのではなく、自分には取り柄がないと思って、せめて元気なふりをしていたにすぎません。勉強が苦手、特別胸を張れる特技もない。

そんな中「明るい子」と言われることで、自分の存在価値を保っていたのかもしれませんね。

「どうせ何をやってもダメなんだ」と、人と比べられて落ち込むのが怖くて、そもそも比べられる土俵にすら上がらないようにしていました。

嘘で誤魔化すことや、頑張らないための言い訳を重ねていくうちに、明るさは自分の武器であると同時に仮面と化していきます。周囲の期待に応える=「明るい能天気さ」が条件だという思考が染み付いていきました。

【嘘を付くのが日常となった日々】

勉強が嫌で嫌で仕方なかった学生時代。「私はできない人間」とあえて周囲に公開し、自分への期待値を下げることで、頑張らなくてもいい立ち位置を確保していました。

その結果、嘘をついてでも逃げることが習慣になってしまいます。周囲に相談することなく、自分の中で全てを処理しようとする癖が身についていました。失敗を隠すための言い訳、自分を守るための嘘。そして、社会に出てからは誰からも信頼されていないと感じていたあの頃。

それでも「明るくて元気」という評価だけは保ち続けようとしていたのです。

【社会に出て何もかもが上手くいかない】

私は、「何がしたいか」ではなく、「勉強はしたくない!」と全力の逃げ腰体制で、保育士を選択しました。

それも今思えば、何かに挑戦してもできない自分が怖かったり、ちゃんとした進路を考えている風だと親を安心させられると思ったのでしょう。

何とな~くでやっている保育士。嘘や言い訳で逃げ回るのが常習化した日々に、気付けば自分だけが重要な仕事を任せてもらっていない!周囲からの信頼はゼロだと気付きます。

信頼を取り戻すために藻掻いてみるも、それは自分の意志ではなく相手に嫌われたくない一心で、心は常に違和感だらけ。

自分の寂しさを誤魔化すために自分を頼ってくれる彼と恋愛もしてみました。今振り返ると頼るという名の依存関係で、時間も拘束されればお金も搾取され、身も心もヘロヘロになっていました。

こんなに苦しいのに、誰にも相談できない。

【当時に嘘や逃避が治らなかった理由】

なぜ私は嘘や逃避を繰り返してしまったのか?その理由は、「間違いを指摘されること」「自分の未熟さを直視すること」が怖かったからです。

叱られる、責められる、失望される…そんな未来を勝手に想像して、真実から目を背けてきました。そもそも、おバカだけど明るく元気な子というポジションで生きてきたので、傷付きたくないし、落ち込みたくもない。

だからこそ相談もできず、ただひとりで抱え込んで、ますます苦しくなっていったのです。本当は、「間違っても、できなくても良かった」のに、自分にそんな許可が出せなかった。

過ちと向き合うことが一番の近道だったと気づいたのは、随分あとになってからでした。

【「こんな風にしか過ごしてこなかった」から「自分だからできる」】

「保育士が好き」というよりは、「親や周囲に悩んでいるところは見せられない、他にできることがない」そんな想いで続けてきた仕事でした。

今の夫と出会い、結婚を機に退職し、もう保育士はしないと自分に言い聞かせていました。ただ、出産育児を経験すると、自分の気持ちが不思議と変化していきます。

「こんなに大切な自分の子どもを安心して預けられる環境って本当に大切だな。」

「快適な環境で仕事ができる事務も憧れるけど、、あんなに仕事中に笑ったり喜んだりできる仕事って保育士しかないな。」

これまで無理をして保育士をしてきたという劣等感が、育児を経験することで「自分の経験を周囲のために役立てたい」と変わっていったのです。

私は、この仕事を“選んだ”と言えるようになり、自分だからできることをやろうと強く思いました。

【必要だったのは自分との対話】

自分で保育士を”やりたい”と選択してからは、

「育児を経験する者として、保護者の話をもっときちんと聴きたい」

「同僚の悩みを理解して、楽しく仕事ができるように支えたい」

こんな気持が芽生え、傾聴の学習をスタートしました。そこで浮き彫りになったのは、自分の未熟さ。

  • 仕事で間違いを指摘された時、言い訳をして失敗と向き合わなかった…
  • どうすれば良いかわからなかった時、自分の気持ちよりも相手にどう思われるかを優先して相談できなかった…
  • 自分はどうして嘘を付いてしまうんだろう…
  • ズルをしてまでやりたくなかった理由って何だったんだろう…

嘘や逃避で自分を守っているつもりが、いつの間にか自分を追い詰めていたとわかり、間違いやミスや失敗と向き合うことが、しんどいようで自分を一番楽にしてくれると気付かされました。

私の場合は、ダメな自分も受け止めてもらうことや、困ったときや焦りや不安を安心して吐き出せるという経験が足りなかったのかもしれません。

無理に元気を装っていたり、無理に自分の気持飲み込んでいたり、無理に周囲に合わせていたり…人それぞれ抱える課題はちがうけれど、

無理にではなく本心から「そうしたい」と思える自分探しをお手伝いいたします。


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