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なぜか同じ意見なのにケンカになっている

なぜか同じ意見なのにケンカになっている

カウンセリング心理学でもスピリチュアルでも、
自分の中の、どの自我が今の発言をしたのか?
意識出来てる人は少ないです。

例え同じ意見を言っても、階層違いはイザコザの元
私から見れば二人が同じ事を、逆の視点から語っていたり、
二人が同じ事を違う階層から語っていたりします。

シャドウとかインナーチャイルドと言えるようなものから、
日常での変化で変わる人格(趣味の時の課長と、仕事の時の課長ってまるで違う人みたいだ!)など
ちょっとした一瞬の会話のなかでも、相手の人格(自我状態)がコロコロと変わっていきます。

なにも二重人格の人の事を言ってる訳ではありません。
一般の人の何気ない会話の中で、相手も自分も、
自我状態が目まぐるしく変化しているのです。

地域サークルで教えていた時も、9割以上の方が学習していないが故に、
気にも留めていない事なのです。
「神業コミュニケーション講座」では、その変化に合わせて、
最善の態度や受け答えをするのです。

それを見抜き出来るようになるには、いくつか段階を踏まねばなりません。

自我の状態を見抜き、出来るようになる段階

①自分の自我状態が分かるレベル
自分の事も分からないのに相手の事を見抜くのは不可能!
まずは自分と言う人間をしっかり見つめ、内観し、自覚し、
自分自身の自我状態のクセを把握します。

②相手の自我状態が分かるレベル
自分の状態が分かったぶんだけ、相手の事も理解できます。
皆さん自分を差し置いて、相手を見抜こうとするのですがそれでは上手く行きません。
相手を見るのは、アナタですよ!
アナタの物差しがクセが強かったり、狂っているなら、相手を見る目もそりゃ狂うのです。
狂った物差しで相手を計り、コントロールしようとすれば、お門違いも甚だしく、相手に拒否されるのは目に見えています。

③自分の自我状態がコントロールできるレベル
自分の自我状態が分かって、変化を自覚できてはじめて、自分をコントロールできる様になります。
ここで言うコントロールとは、「怒る気持ちを抑えられた!」とか「我慢する事が出来るようになった!」など
自我を抑圧してのコントロールではありません。
それはコントロールできてる内には入りません。抑えているだけです。
そうではなく、むしろ抑え込まず、その気持ちを認め、その気持ちに向き合い、誠実に正直に相手と関係性を築く
「ストレスなく相互尊重する」方向へ向かいます。

④相手の自我状態をコントロールできるレベル
自分が自己一致し、ウソのない状態であるからこそ、相手との関係で疑念がなくなり、お互いの気持ちを認め合う、
相互尊重状態となる事ができます。
そして相手の事を思いやり、相手が受け入れられるプロセスを踏んで、相手も自分もそして〇〇にとっても
幸せになれるメッセージを投げかけます。
そのメッセージを伝えるにふさわしい自分の自我状態を作り、段階的にメッセージを変化させながら、
相手の変化にも合わせた自我状態へと自分自身をも流動的に変化させるのです。

⑤望む人間関係を意識的に引き寄せる
自分自身のコントロールが出来てこそ、相手の自我も変化を起こし始めます。
その変化の先にどんな目的を定めますか?
いや、逆でもいいです。
アドラー心理学の目的論的に、逆算しても良いですね。
その目的を達成するために、自分はどんな自我状態を作り、相手はどんな自我状態へと変化させる必要があるでしょうか?

この辺りから、単なるコミュニケーションスキルを超えて、自分の夢が叶う人間関係を、
意識して作り出せる『人間の高次機能』を使った『在り方』を纏うようになります。


【注意】
誤解のないように言っておきますが、自分勝手でわがままな未熟な自我で、
相手をコントロールしようと思っても出来ませんからね!

高次意識を使いますので、それなりに成熟した自我状態が必要です。
アドラーで言えば人間以外をも含む高次共同体感覚!
マズローで言えば利他的自己実現欲求
ベイトソンで言えばコミュニケーション階層論での自己一致
エリクソンの心理社会的発達段階での英知・統合

本来ならば、ここから先がスピリチュアルな世界なのです。
カウンセリング心理学の道からならば、その学習方法、練習方法がちゃんとありますので、
おかしな方向に進んで迷う事はありません。
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