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人間関係に与える影響を分かった上で「傾聴」してますか?

人間関係に与える影響を分かった上で「傾聴」してますか?

先日プロ向け講座で、DV旦那から離婚しながら、
自分の人生を歩む覚悟を決めた中年女性の症例をやりました。

その過程で、一般的な言い方だと『不倫』と言う状態になるんですけど、
それを通過しないと【その経験に向き合うこと自体が生まれてきた意味】だったりする訳で、
それを良い悪い、善か悪か?なんて2択の判断でジャッチするのはカウンセラーの仕事ではないのよね。

本人、DV旦那、その子供、不倫相手
全ての人が自分の課題に取り組み成長し、自分の人生を歩みながら「オリジナルの成長を遂げていく」
その様な方向に進みます。

ただ、その様な『周りの人も含めた統合』を見せれる人がいないのよね。
それが出来るようになるには最初っから普通の傾聴では無理で「プロ向け傾聴が必要」なのです。

例え個人カウンセリングで、目の前のクライエントとしか話せないとしても、
その裏に潜む家族関係や、家族以外の重要な人間関係、不倫相手の家族関係が見えていなければ、
目の前のクライエントの気持ちを深く聴いたところで、偏った解決になります。

クライエントを人として(個人として)見てカウンセリングしてるのか?
クライエントを人間(人と人との関わり合いの中で生きる存在)として観ているのか?
その違いが傾聴の段階から、その後の展開を変えてしまうのです。

一生懸命クライエント個人に寄り添うからこその弊害!
これはクライエントを含む他の関係性を紐解ける傾聴を学ばないと、理解できないです。

来談者中心療法と言いますが、
来談者を「人」として傾聴をするのか?
「人間」として傾聴をするのか?

クライエント個人の満足が、他の人間関係に与える影響を分かった上で「傾聴」してますか?
という事が「傾聴者」や「カウンセラー」に問われるのです。

傾聴入門講座

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